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1歳半検診で指摘された発語遅れ…本当に問題?

うちの子、1歳半なのに全然しゃべらない…

え、うちも!周りの子がどんどん話し始めてて焦るよね。

目次

発語がない?1歳半検診は早すぎない?

1歳半検診は、子どもの成長を確認する大切な機会である一方、少しのズレや遅れが親の強い不安につながることもあります。私自身、子どもの発語や理解力について悩んだ一人です。

1歳半の「発語目安」に追いつかない現実

一般的に、1歳半では「単語を5〜6個言える」ことが目安とされています。しかし、当時の我が子がまともに言えた単語は「パパ」だけ。検診内容の一つである「応答の指差し」も、このときはまったくできませんでした。

※応答の指差しとは、「車はどれ?」「靴はどれ?」といった質問に対し、対象を指差すことを指します。

ただ、驚くべきことに、検診から数日後には急にできるようになりました。特に練習をしたわけでも生活を変えたわけでもないのに、突然の成長を目の当たりにした瞬間でした。

1歳半検診で感じた不安

うちの地域では1歳8ヶ月のときに検診が行われました。検診内容は以下の通りです。

  • イラストを見せて指差しを促す(応答の指差し)
  • 発語の確認
  • 小さな積み木を何個も積む課題
  • 身体検査

特に引っかかったのは「発語」の項目。「単語はいくつ話せますか?」と聞かれ、1つか2つと答えました。喋るように促されたのですが全く言おうとはせず、答えられませんでした。保健師さんは「うーん…?耳は聞こえていますか?もう少し発語が増えるといいですね…。様子をみましょう。不安なら専門の〜…」などと言われ、心がざわつきました。

もともと調べていたので「1歳半検診にひっかかる可能性」は覚悟していましたが、母子手帳に「要観察」と書かれると、不安が一層大きくなりました。

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「本当に問題があるの?」という葛藤

もちろん、もし障害があるなら早めに療育につなげてあげたいと考えていました。しかし、日々の子どもの様子を見ると「本当に問題があるのか?」と疑問を感じることも多かったです。

  • 運動面の発達:特に遅れはなし
  • 対人関係:目が合うし、甘えん坊。ママ、パパ以外には人見知り
  • 模倣行動:よく人を見ていてまねっこをする
  • 性格:笑ったり泣いたり、感情表現が豊か

気になる点は「言葉を話さない」「やや多動気味」という部分だけでした。それでも、発語が遅いことや多動気味なことから、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠陥・多動性障がい)の可能性を考えたこともありました。ただ、専門的な基準にあまり当てはまらず、今後どうなるかは分かりませんが、今(2歳になったばかり)の時点では違うだろうなと感じています。

発語は本当に1歳半で重要? 平均値がもたらす親へのプレッシャー

子どもの発達において、「1歳半で単語を5~6個話し、2歳前後で二語文が話せるのが平均」とよく言われます。この“平均”という言葉が、親に大きなプレッシャーを与えていると感じています。

私の子どもは、2歳になる直前でも話せる単語は数語程度。本当は何か伝えたいと思っているのかもしれませんが、私が理解できる単語はほんのわずかでした。それでも日々、親子でコミュニケーションを取ることはできていました。

保育園で実感した「発語の個人差」

保育園のお友だちと比べることで、発語の個人差を改めて感じる出来事がありました。ある日、女の子が我が子に「◯◯くん、おはよう」と二語文で声をかけてくれたのです。その瞬間、「こんなに上手に二語文を話せる子がいるなんて!小さい子がお話ししてるの可愛い!そしてすごい!」と感動と驚きを覚えました。

他のお友だちも話せるのかな?と観察してみましたが、二語文を話せるのはその女の子だけ。他の子どもたちは単語をいくつか話しているものの、大半は宇宙語(喃語)が多く、発語の遅い我が子と比べてもそこまで大きな違いは感じませんでした。

1歳半検診での発語確認、本当に必要?

「発語には個人差が大きい」とよく言われます。それなのに、1歳半という早いタイミングで検診の一環として発語の確認が行われることで、親が必要以上に不安を抱くのではないでしょうか?

特に、「3歳までは確定診断ができないので、発達を見守りましょう」と専門家から言われる中で、1歳半で「発語が少ない」と指摘されると、それが親に大きなプレッシャーとなり、子育ての楽しさを奪う要因にもなりかねません。

もちろん何かしらの基準は必要なので「確認」は大事なことだとは思いますが、まだ喋れない子が多くいるこの月齢でそこまで親の不安を煽る必要はあるのかな?と感じてしまいました。

発語が遅い子どもも日々成長している

発語が遅くても、子どもは言葉以外の面で確実に成長しています。

  • 指差しでの意思表示
    行きたい場所や欲しいものを指差しで伝えることで、親とのコミュニケーションを図る。
  • 状況を理解した行動
    「出かけるよ」と声をかけると、テレビのリモコンを持って自分で電源を切る。
  • 欲しいものを持ってくる
    食べたいお菓子や飲みたい飲み物があると、自分で探して持ってくる。

これらの行動は、言葉がなくても子どもがしっかりと周りを理解し、成長していることを示していると思います。

専門家が語る「発語遅れ」の個人差

言語発達の専門家によれば、発語には大きな個人差があると言います。多くの場合、3歳までは様子を見ても問題ないケースがほとんどです。また、子どもそれぞれの特性によって、言葉を覚える方法やペースが異なります。

  • 聴覚優位型の子ども
    耳で聞いた音や言葉を中心に覚え、少しずつ発語につなげていきます。
  • 視覚優位型の子ども
    目で見たものをきっかけに言葉を覚えるため、発語のタイミングや方法が他の子と違う場合があります。

このように、一人ひとり異なる発達プロセスがあるため、発語のタイミングに一喜一憂する必要はありません。

1歳半検診で感じた心の痛み、可愛い時間を悩みで過ごす悲しさ

1歳半検診を受けた後、私は何度も「どうして言葉が出ないんだろう」「このまま発語がなかったらどうしよう」と悩みました。ネットで検索すればするほど焦りや不安が膨らみ、夜中に涙を流したこともあります。

保健師さんの指摘が必要なものだとはわかっていても、「言葉が出ていない」と何度も強調されることで、「私の育て方が悪かったのでは」と自分を責める気持ちが湧いてきました。

「子どもは笑顔や仕草で伝えてくれている」と気づいた日

そんな中、ふと気づいたのです。
「うちの子は言葉を話せないだけで、笑顔や仕草でたくさんのことを伝えてくれている」と。

言葉が出ない期間が長かったため、自分がその状況に慣れてしまっただけかもしれませんが、それに気づいた瞬間から、不安を抱え込むことが減っていきました。

振り返れば、言葉を話すようになることばかりに気を取られ、我が子の可愛い瞬間や日々の成長を見逃していたのではないかと思います。また、私が保健師さんの言葉にプレッシャーを感じたように、この子自身も「言葉を話さなければ」という無言のプレッシャーを感じていたのではないかと反省しました。

発語の遅れに悩む親に伝えたいこと

発語が遅れている子どもは決して珍しくありません。私が悩んでいた時、他のママ友は「うちの子もまだ単語しか話せないよ」と言ってくれたり、保育士さんからは「言葉を話さない子はたくさんいますよ。理解できているなら全然心配ありません!」と言われたりしました。この言葉のおかげで、少し肩の力が抜けたのを覚えています。

また、保育士さんから「3歳までに発語が増えることがほとんど」と教えてもらい、改めて子どもの成長を長い目で見守ることの大切さを学びました。

子どもの発達には本当に大きな個人差があります。1歳半で二語文を話す子もいれば、2歳を過ぎて急に言葉が増える子もいます。親は焦らず、子どものペースに寄り添うことが何より大切です。

親ができる「言葉のかけ方」と接し方

言葉の発達を促すために、親ができる簡単な工夫をいくつかご紹介します。これらはすでにやっている方も多いと思いますが、参考程度にご覧ください。

  1. シンプルでわかりやすい言葉を使う
    「ワンワン」「おいしいね」など短い言葉で話しかけることで、子どもが言葉を覚えやすくなります。
  2. 子どもが発した言葉を繰り返して褒める
    例えば、「パン」と言ったら、「パンって言えたね!すごいね!」と繰り返してあげると、子どもの自信につながります。
  3. 絵本やおもちゃを使った楽しいやりとり
    絵本を一緒に読んだり、おもちゃを使って遊びながら言葉を引き出す時間を作りましょう。楽しさが言葉を覚えるきっかけになります。
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1歳半検診対策におすすめのおもちゃ

指差し・発語・積み木で楽しくサポート!1歳半検診におすすめのおもちゃ

1歳半検診でよく確認される「指差し」「発語」「積み木遊び」は、遊びを通して自然に育むことができます。出来なくて不安だよ〜と思う方や、お子さんが少しでも出来るようになるサポートをしたいと考える親御さんに、実際に使って効果を感じたおもちゃをいくつか紹介します。遊びながら「できたね!」とたくさん褒めてあげれば、親子で楽しい時間を過ごしつつ、成長をしっかりサポートできます!

1. くもん 図形キューブつみき
この積み木は、実際に1歳半検診で使われるものとサイズ感が同じです。私の自治体は実際にこれを使用しました。子どもの興味を引くカラフルなデザインと、指先の器用さを確認するのにちょうどよい小さめのサイズで小さな手の子供にも扱いやすいです。もう少し大きくなってからでも指先を鍛えたり、図形や立体、数学の勉強などにも役立ちそうなので、小学校のお受験対策などにも使えそうです♪シンプルな四角いキューブ型なので、長く使っていけるおもちゃだと思います。

  • おすすめポイント
    • カラフルなキューブ型で色や立体を覚えるのに役立つ
    • シンプルで長く使える
    • 子供の小さな手にちょうど良いサイズ

2. くもん カード
フラッシュカードとしてみせたり、親子でコミュニケーションを楽しみながら一緒に学んだり、使い方は様々。くもんカードは、とにかく種類が多いので、沢山の言葉や知識を学べます。見やすくシンプル!ごちゃごちゃしていないので子供が集中して遊べるのがポイント。ひらがな、カタカナ、食べ物、乗り物など様々なカードがあるので、子供が興味をもてるものがきっとみつかります。「これは何?」などと声をかけながら一緒に遊ぶことで、子どもの好奇心を刺激し、言葉を引き出す効果があります。

  • おすすめポイント
    • 親子で一緒に遊べる
    • 言葉の理解をサポート
    • 絵と文字が分かりやすい
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3. もじ積み木
もじつみきは1歳半検診の指差し練習にぴったりだと思います。つみきの場所を変えることが出来るので、本当に理解しているのかも確認しやすいですし、個数も変えれるため、はじめは簡単に2つからにしたり、個数を増やし難易度を上げて練習することも出来ます。また、普通に積み木として遊べますし、ひらがななども遊んで学べる点が優れています。「これなあに?」と問いかけるだけで、子どもが自然に発語しようとするきっかけになります。

  • おすすめポイント
    • 遊びながら言葉を学べる
    • 色々な使い方が出来る
    • 贈り物にも最適
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4. 戸田デザイン研究室 リングカード
独特の形が可愛らしく、鮮やかで見やすいイラストとオシャレな配色。リングカードなので持ち運びにも便利!「くるま」などの物の名前を覚えるだけではなく「はしる」などの動作の名前も覚えることが出来る。とにかく可愛いので、子供が手に取りたくなるカードで、大人でもワクワクする。

  • おすすめポイント
    • カラーがとても良い!
    • 持ち運びにも便利
    • 子どもが言葉を覚えるきっかけに

5. ポプラ社 012さいのことば100(絵本)
簡単な言葉と大きくキレイな写真。0歳のあかちゃんがカミカミしちゃっても壊れないしっかりとした本です。私自身も0歳の時に購入しましたが壊れることもなく今でも役立っています。ふわふわで可愛い表紙のおかげなのか子供が好きで、よく持ってきます。最近は真似して声を出すことが増えました!

  • おすすめポイント
    • 破れたり壊れたりしにくいので0歳から◎
    • 写真で分かりやすい
    • 日常生活でよく見るものの名前を覚えるきっかけに
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6. 頭のいい子を育てるプチ おんなじだね!こどもなかまずかん(絵本)
「いぬ」など簡単な単語と、それに合わせた写真やイラストがのっている、ありそうでなかった本!小さい子は、同じものでも写真とイラストでは違うものだと認識してしまいがちだが、これは同じものだと理解しやすい。知育にとても良い本だと感じている。

  • おすすめポイント
    • 簡単で理解しやすい
    • 指差し練習にもぴったり♪
    • 写真とイラストで正しく物を覚えることができる

今、この瞬間を大切にしてほしい

悩んでいるママやパパに、ぜひ伝えたいことがあります。
「焦らなくて大丈夫です」と。

子どもの発達はマニュアル通りにはいきません。発語がまだなくても、子どもは親の声や言葉をしっかり聞き取り、自分の中で着実に蓄積しています。そして、ある日突然話し出すことも珍しくありません。

我が子の成長から学んだこと

私の子どもは2歳になったその日から、急に言葉が増え始めました。2歳2ヶ月の現在、ほぼ単語ですが沢山言葉を話してくれています。そしてびっくりすることに、たまに二語文のようなものも話してくれます(2歳前まで単語すらほぼ喋れなかったのに😳!笑)。

「ママ、好き」「あか、消防車」など、お話し出来るほどではないですが、確実に二語文に近づいているような気がします♡

その成長を見て、「あの時、悩みすぎず、もっと楽しい時間を過ごせたらよかった」と思うことがあります。

親ができる一番のサポートとは?

発語が遅れている子どもを支えるために、親ができることは大きく分けて2つです。

  1. 焦らないこと
    子どもの成長にはそれぞれのペースがあります。無理に早めようとせず、今できることに目を向けましょう。
  2. 小さな成長を見逃さず、喜ぶこと
    言葉がまだ出ていなくても、「声が聞こえているか」「ジェスチャーでコミュニケーションを取ろうとしてくれるか」「簡単な指示を理解しているか」など、他の部分に成長のサインはたくさんあります。

発語を促す遊びや環境の工夫

発語が遅れている子どもをサポートするために、家で取り入れられる具体的な遊びや環境づくりをいくつか紹介します。

  • 音楽とリズム遊び
    一緒に歌ったり、リズムに合わせて手拍子をすることで、言葉を楽しむきっかけを作ります。
  • 外出先で指差しを活用
    「赤い花だね」「車がたくさんあるね」と簡単な言葉を添えて説明することで、新しい言葉を覚える助けになります。
  • 知育玩具やカードを使ったコミュニケーション
    子どもが興味を持つおもちゃや絵カードを使って、楽しく言葉のやりとりをするのもおすすめです。
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他の子と比較してしまい悩んだときには…?

保健師さんや検診で指摘を受けて悩むこともあるかもしれません。そんなときは、一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してみてください。

また、「他の子と比べてしまう自分」を責める必要はありません。子どもは一人ひとり違うペースで成長します。それを、私自身が日々の生活の中で実感しています。

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今を楽しむことが、最大の愛情

子どもの成長は親にとって大きな喜びであり、同時に悩みの種でもあります。だからこそ、発語が遅れていても、今この瞬間を大切にしてほしいと思います。

子どものペースを信じ、温かく見守ることが、親としての最大の愛情です。

悩みすぎないで、子どもの個性を楽しんで

子どもの成長はとても早く、一瞬で過ぎ去ってしまいます。かわいいこの時期を悩んでばかりで見逃さず、一緒に楽しんであげてください♡

「子どもの個性を楽しむ」という姿勢が、きっと子どもにも安心感を与えるはずです。

「こどもちゃれんじ」で親子の遊び方に変化を!教材の中にあるリズム遊びやカードで、子どもが言葉に興味津々↓

まとめ

発語が遅いと不安になることもありますが、焦らなくて大丈夫。子どもの成長には個人差があり、言葉が出ていなくても確実に周りの世界を吸収しています。そして、ある日突然話し始めることも少なくありません。

言葉以外の仕草や行動にも目を向け、小さな成長を喜びましょう。他の子と比べるのではなく、子どものペースを信じて見守ることが大切です。

「今、この瞬間を楽しむこと」を忘れずに、かわいい時間を一緒に過ごしてください。それが子どもにとっても親にとっても一番の幸せにつながります。

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